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扉をたたくと、少しだけ開いて、筆職人が顔を出しました。
「どなた?」
フィッチーは植木鉢を差し出しました。
「ああ、前に手紙をくれた子かい。・・・これは・・・筆の木??」
筆職人は、すこし驚いたような顔をしました。
「ああ、約束どおり筆の木を持ってきたんだね?私が預かろう。君には、もっと良いものをあげるからね。これは私が書いた筆職人になるための本だよ。」
フィッチーはその本を家へ持ちかえり、最初のページから読み始めました。
一方、筆の木を手に入れた筆職人は大喜び。
「いっひっひ。まさか本当に筆のなる木を持ってくるなんて!これで私も大金持だ!」
そう言うと、植木鉢に水をたくさんをかけました。
じゃーー、じゃーー
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