「絵師のえそらごと」とは「絵師」と呼ばれるキャラクタに絵を描かせるシミュレーションソフトです。
絵師にJPEG等の題材写真を見せることで、それを描画させることが出来ます。描画方法は絵師によって異なります。筆のサイズやタッチ、色彩、大雑把か几帳面かなど、絵師にはいくつものパラメータが存在し、さまざまな絵師が生まれる可能性があります。生まれてくる絵師の数は数え切れず、絵師を生成すれば、まさに世界に一人の絵師と言っても過言ではありません。また、生成された絵師達は何枚も絵を描くことで自分の描画方法を変えていきます。
ユーザは絵師の性格をコントロールすることは出来ませんが、描画中に、キャンバスをクリックすることで描画位置を若干変えることはできます。また、複数の絵師を交代に呼び出し、1枚の絵を合作させることもできます。
更に作った絵をホームページ上の「えそら美術館」に出品するなどのお楽しみもあります。
ユーザの役目は、(1)題材を選ぶ。(2)絵師を選ぶ。(3)作品の強調したい部分をクリックで指示する。(4)作品の完成を見極めて描画を止める。の4点です。どの絵師にも得意・不得意があるので、彼等の特徴をどう生かすかがユーザの腕の見せ所です。なお、絵師達に「完成」の概念はないのでユーザが止めなければいつまでも描きつづけることになります。
■絵師に高望みは無用
絵師は気まぐれです。たいていの場合、ユーザが描いてほしい通りには描かないものです。絵師に憤慨しディスプレイを殴ったりしないようにご注意ください。絵師には口も耳も鼻もなく、目からの情報のみで描いています。たとえ題材にりんごが写っていたとしても、絵師はそれを食べたことも匂いをかいだこともないのです。「全然りんごが描けてないじゃないか!」と怒らず、「りんごってそんな風にも見えるんだね」と温かい目で見守りましょう。
■絵師は成長する
絵師にとって"成長"とは意味が少し違います。むしろ"変化"と言ったほうがいいかもしれません。
"マスター絵師"以外の絵師は何枚かの絵を描くことにより心境が変化します。今まで細い筆しか使わなかった絵師が、ある日太い筆を好むようになったり、明るい絵を描くのが特徴だった絵師がだんだん暗い絵を好むようなったりする現象が見られます。彼らの目指す絵は決して人間の言う「上手な絵」ではありません。その意味で絵師の"変化"とは、人間の言う"成長"、あるいは"上達"という言葉とは少し違います。
■楽しみ方いろいろ
本ソフトで作った作品はユーザ様の著作物です。額縁に入れて飾ったり、絵葉書の挿絵にしたり、ご自由にお使いください。もちろんご自身のホームページに載せたり、販売したりもOKです。
ユーザが作った絵師ファイル(.esi)についても、作ったユーザ様のものです。ご自由にお使いください。
■サイトのご案内
◆”ダウンロード”ページでは、最新の「絵師のえそらごと」をダウンロードすることができます。
◆”説明書”では、本ソフトの詳しい使い方を解説しています。
◆”えそら美術館”では、「絵師のえそらごと」で作成した作品を募集しています。
◆”絵師派遣センター”では、ユーザから寄せられた絵師の派遣(配布)や、絵師診断などを行っています。
◆”スキン置き場”では、ユーザから寄せられたスキン(ソフトの外観)の配布を行っています。