はじめに
(バージョン2.14 時点において)絵師のタイプは11種類あります(スペシャルエディションの場合)。
注意すべきは、各絵師タイプは、単に大まかな性質を決めるものであるということです。各タイプごとにはさらに詳細なパラメータが設置されています。そのため同じタイプの絵師でもその性質の強弱や、扱う筆、好きな色彩はさまざまになります。
★普通タイプ
へたれタイプに次いで、最も幅の広いタイプです。
このタイプで絵師を作成すると、へたれタイプに比べて、各パラメータの設定値を絵師として扱いやすい範囲にとどめて作成されます。
またこのタイプでは、「暗さ底上げタイプ」「明るさ天井うちタイプ」「鮮やかさ変化タイプ」「色相変化タイプ」「輪郭タイプ」と同様の特徴を持つ絵師が生まれる可能性が含まれています。
★へたれタイプ
最も幅の広いタイプです。
普通タイプと異なる点は、生まれてくる絵師の各パラメータの幅の
広さにあります。
例えば普通タイプで作成すると、生まれてくる絵師の筆のサイズは1〜30の範囲に限られています。これに対しへたれタイプでは1〜50の筆サイズを持つ絵師が生まれる可能性があります。
同様に、各パラメータの「気まぐれ度」について普通タイプと隔たりがあります。そのため、へたれタイプで作成した絵師は、たいてい気まぐれな絵師となります。
また、普通タイプと異なり、「暗さ底上げタイプ」「明るさ天井うちタイプ」「鮮やかさ変化タイプ」「色相変化タイプ」「輪郭タイプ」に属する者は生まれません。
★単色タイプ
単色で描きます。
色を「明るさ」「鮮やかさ」「色相」の3種類で構成する場合、 この絵師は色相が固定されています。題材の色に関わらず、同じ色相の色を使います。よって、題材の明るさと鮮やかさのみの情報を用いて、描画しています。その他、インターバルなどの間隔系パラメータ、筆パラメータなどは普通タイプと変わりません。
特に透明度の高いものや、柔らかい筆を使用するものを用いると、グレージングの効果(全体的な色調を整える効果)をもたらします。
★ハイライトタイプ
描画する際に、明るい部分から順番に塗るタイプです。
普通タイプの絵師では、明るさや同色空間の広さ、現在描画中の位置などを参照して、次に描画する空間を決定するのですが、このタイプは明るさ順で描画していきます。
合作時、ハイライトを強調したい場合に、このタイプの絵師に数秒間程度描かせると効果的です。
★シャドウタイプ
描画する際に、暗い部分から順番に塗るタイプです。
普通タイプの絵師では、明るさや同色空間の広さや現在描画中の位置などを参照して、次に描画する空間を決定するのですが、このタイプは暗さ順で描画していきます。
合作時、影の部分を強調したい場合に、このタイプの絵師に数秒間程度描かせると効果的です。
★ポインティングタイプ
キャンバス上で指定された個所の付近を集中的に描画します。
このタイプには「拡散型」と「にょろにょろ型」の2種類の分類が有ります。
・「拡散型」では、指定された個所を中心として、その付近を放射状に描画していきます。
・「にょろにょろ型」では、指定された個所から任意の方向に描画していきます。
色彩などは、普通タイプと変わりません。
合作時、部分的に修正したい場合など、このタイプの几帳面な絵師 に描かせると便利です。
★暗さ底上げタイプ
題材の暗い色彩の部分を、明るく描きます。
すなわち、題材の暗い部分については、その絵師に備わっている「輝度」の数%〜数十%明るい輝度で描くことになります。
どの程度の暗い部分が対象となるのかや、どの程度明るく描くかは、絵師によって異なります。
これにより、作品のコントラストは低くなります。
その他、インターバルなどの間隔系パラメータ、筆パラメータなどは普通タイプと変わりません。
★明るさ天井うちタイプ
題材の明るい色彩の部分を、暗く描きます。
すなわち、題材の明るい部分については、その絵師に備わっている「輝度」の数%〜数十%暗い輝度で描くことになります。
どの程度の明るい部分が対象になるのかや、どの程度暗く描くかは、絵師によって異なります。
これにより、作品のコントラストは低くなります。
その他、インターバルなどの間隔系パラメータ、筆パラメータなどは普通タイプと変わりません。
★鮮やかさ変化タイプ
このタイプの絵師は大きく2種類に分けられ、題材の鮮やかさに応じて明るさを変化させるものと、題材の鮮やかさに応じて鮮やかさを変化させます。
また、変化についても2種類に分けられ、+に作用するものと、−に作用するものがあります。
すなわち、以下の4種類に分類されます。
・題材の鮮やかな部分を明るく、淡い部分を暗く描くタイプ
・題材の鮮やかな部分を暗く、淡い部分を明るく描くタイプ
・題材の鮮やかな部分をもっと鮮やかに、淡い部分をもっと淡く描くタイプ
・題材の鮮やかな部分を淡く、淡い部分を鮮やかに描くタイプ
ただし、どの程度明るく描くかなど、効果の強弱については各絵師の性格によって異なります。
★色相変化タイプ
このタイプの絵師は大きく以下の3種類に分類されます。
・題材を明るい帯域と暗い帯域とに分け、各帯域について、それぞれ異なる色相で描くタイプ。
・題材のある明るさの帯域を通常とは異なる色相で描くタイプ。
・題材の複数の帯域(任意)について通常とは異なる色相で描くタイプ。
ただし、どの程度色相が異なるかなど、効果の強弱については各絵師の性格によって異なります。
特に3番目の題材の複数の帯域について色相を変化させるタイプでは、どの帯域を変化させるかは、毎回描画段階が開始される時にランダムに決定されるので、重ね塗りする度に違った帯域を色相変化させます。
★輪郭タイプ
このタイプは、塗りません。(但し、絵師が成長した後、塗るようになることはあります。)
また、1/2の確率で単色で輪郭を描く絵師になります。
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