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2009/8/27 病院日誌その8(その後)

 手術中、主治医さんから「私の実家も味噌屋なんですよ」と言われました。よくよく調べてみると、主治医さんは、味噌組合でも良くお世話になっている味噌屋さんのオーナーさんだったのであります。どんなところでご縁があるか分からないものです。手術中にそんなことを言われたので、もしやこのまま私を暗殺して百川味噌をのっとる企てかと勘繰りましたが、手術はもちろん、その後も順調で、3ヶ月経った今は軽いランニングも許可が出ております。こうしてテニス中ねじれ打法をあみ出そうとして折れた左足は、順調に回復しております。いつの日かまたテニスを再開したいものですが、またしても無意識にねじれ打法で骨を折っては、周囲からの大ヒンシュクは避けられません。しばしは大人しくしていようと思います。近頃はテニスに変わる趣味としてダーツを始めました。中々ハマります。来年の今頃はダーツのねじれ投法をあみ出して腕を折っているかもしれません。クワバラクワバラ。

2009/8/19 病院日誌その7(友人への手紙抜粋)

 入院中、主治医とは別に、リハビリの先生が担当についてくれ、足のマッサージや、運動の付き添いなどをやってくれます。
 私のいた部屋には、私の知る限り、3人のリハビリの先生が出入りしていました。一人は私よりも若くてハンサムな男の先生。一人は私よりも若くて美人な女の先生。そしてもう一人は、ダースベーダーです。

 ダースベーダーはたくましい体つきの、中年の、ロボットと思しき男性で、大変厳しそうであります。
 ダースベーダーが病室に登場すると、ダースベーダのテーマ曲が鳴りはじめます。
 私の隣のベッドの人は、ダースベーダーが担当についていたのですが、どこそこが痛いと言うと、「それは筋肉が足りないからです」と一蹴されます。

 私はなんとしても若くて美人な女の先生か、それが駄目ならハンサムな男の先生に担当になってもらいたいと、切に願いました。

 今日からリハビリを始めるという日、私は病室でビクビクしながら担当の先生を待っていたのですが、おそらくはハンサムな男の先生ではないかと思っていました。
 何故なら、若くて美人の女の先生が担当になるほど、そんなに世の中うまくは行かないものです。かといってダースベーダーが担当になるほど、そんなに世の中捨てたものでもないハズです。
 しかし、リハビリの先生は中々現れません。午後になっても現れないので、洗面所で箸を洗って、病室への帰り道、車椅子を走らせていると、「百○さんですか?」と呼び止められました。そうですと答えると、「私は担当の○○です。リハ ビリをやりますので、リハビリ室まで来てください。」というではありませんか。なんとその人は、若くて美人の女の先生だったのです。
 かくして、私は勝ち組になったのであります。

 それからは毎日若くて美人な女の先生から足をマッサージして貰い、退院しなくてもいいかなと思ったほどです。
 時折、ダースベーダーと廊下ですれ違ったりすると、涙を流して神様に感謝申し上げたものです。

2009/8/12 病院日誌その6

 その朝、看護婦さんに、おち○ち○の管を引っこ抜かれると言う屈辱を味わったばかりでありましたが、すぐにもとの6人部屋に戻されました。もちろん、その晩もいびき大王との決戦が行われたわけでありますが、またしても敗れ去ったと言わざるを得ませんでした。ところがその翌日、退院前に一旦家に戻って、自宅生活に戻れるかを試すのだそうで、いびきの主は、外泊許可を貰ったのでした。と言うことは、今日からようやく安眠できるぞと思わず落涙するところを抑えていると、例の主が私に雑誌を貸してくれました。病院には有料テレビがあるだけで、暇を持て余していました。いびきの主は、そんな私を気にかけて雑誌を貸してくれたのであります。そこでまた落涙しそうになるのを抑えつつ、「いびきを憎んで、人を憎まず」と心の中でつぶやいたのは言うまでもありません。主が外泊から帰ってきたその翌日、主は退院していきました。その時、迎えに来た主の奥様曰く、「みなさん、主人のいびき大変だったでしょう。おかげで私は家でぐっすり眠れました。」。。あのいびきを持ってしても切り離されない愛の力は如何に偉大であるかを私は知ったのでした。

2009/8/5 病院日誌その5

 2日連続であまり眠れていない私は、いよいよ手術も終わり、一人部屋に移ったので、今度こそぐっすり眠れることだろうと思っていたのですが、さにあらず。手術が終わったのは夕方前。それから徐々に麻酔が切れていくのですが、次第におち○ち○に違和感を感じるようになって来たのです。実は、おち○ち○には尿を出すための管が刺さっているのです。これが痛い。体を動かすとおち○ち○とその中を通る管がこすれて、まるで尿道の中を棒で掃除されているようです。男子は想像して頂きたい。あんな所に長さ15cmばかりの管をねじ込んで一晩過ごす状況を。しかも一人で寝返りが打てないため、看護士さんを呼んで寝返りをさせてもらうのであります。寝返りしたあと、またすぐに寝返りをしたくなるのですが、そう頻繁に看護士さんを呼ぶのも気が引けます。看護士さんはいつ呼んでも親切に対応してくれます。とうとう翌朝まで30分か1時間おきぐらいに呼びつけて寝返りを打たせてもらったのでした。寝返りの自由が利かず、左手には点滴の針が刺さり、おち○ち○には尿排出の管が刺さり、目の前には「朝はまだまだだよ」と言わんばかりに時計がぶら下がって、おまけに足は骨折している。その夜は地獄でした。そして、いよいよ待ちに待った朝が来て、女性の看護士さんたちが大勢やってきて、せーのと言って私を別のベッドに移し変えました。うら若き女性が左手に4人、右手に4人ほど集まって、全員こちらを見ているという、男子としては夢のような状況にも関わらず、昨夜で憔悴しきっている私には何も感じ得なかったのであります。最後に看護士さんはおち○ち○の管をひっこ抜いて立ち去っていきました。

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